山陰海岸ジオパーク

「ジオパーク」とは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園です。
山陰海岸ジオパークは、京都府京丹後市の経ヶ岬から鳥取県鳥取市の白兎海岸までで、日本海形成から現在に至る多様な地質や地形が存在し、それらを自然背景とした文化・歴史を体験・学習できる地域です。ここでは約2,500万年前にさかのぼる日本海形成に関わる多様な火成岩類や地層、日本海の海面変動や地殻変動によって形成されたリアス式海岸や砂丘をはじめとする多彩な海岸地形など、貴重な地形・地質遺産を多く観察することができます。
2008年に日本最初の日本ジオパークネットワーク（JGN）の加盟地域の認定を受け、2009年9月には山陰海岸国立公園及び山陰海岸ジオパークの拠点施設となる山陰海岸ジオパーク館が開館しました。同年10月には世界ジオパークネットワークの国内候補地に選定され、2010年10月4日に世界ジオパークネットワークへの加盟が認定されました。