
康保3年(966)性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれました。この山に登るものは菩提心をおこし、峰にすむものは六根を清められるという文殊菩薩のお告げがあり、摩尼殿上の白山で六根清浄の悟りを得たと伝えられています。その後、徳を慕い、御利益を得ようと多くの人々がこの山に登るようになり、花山法皇も上人の教えを受けに来山。大講堂を建立し、書寫山圓教寺と名付けられました。多くの信仰を集め、善男善女の参詣や僧侶の修行の道場として栄えた圓教寺は、やがて“西の比叡山”とも呼ばれるようになり、現在も全国からの参詣者や観光客が絶えることがありません。
《最寄駅》 JR姫路駅
《アクセス》JR姫路駅から神姫バス「書写ロープウェイ行き」で約25分
書写山ロープウェイ山麓駅~山上駅 下車後徒歩約20分