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2024年1月4日(木)年初め社長訓示

2024年新年挨拶

 

社員の皆さん、改めまして新年あけましておめでとうございます。

と、新年のあいさつを申し上げましたが、元日の令和6年能登半島地震の発生で、正月気分は吹っ飛んでしまいました。間断なく続く緊急地震速報、地震一色のテレビ報道とで、殺伐とした正月を過ごすことになりました。今朝の報道では73人の方が亡くなられたとのことでした。

また、2日には被災地へ支援物資を届ける予定だった海上保安庁の航空機と着陸する日本航空機が衝突し、海上保安庁の職員が死傷するという痛ましい事故も発生しました。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害を受けたすべての方々にお見舞いを申し上げます。

これら一連の出来事の中での救いは、日本航空機の乗客・乗員が全員無事だったことです。あれだけの火災で一人の犠牲を出さなかったことは正に奇跡であり、同じ交通事業者として深く心にとめなければならないと思います。特に乗務員の皆さんは今一度緊急時対応についておさらいをしていただきたいと考えます。

 

さて、私は本日から出勤させていただきましたが、多くの社員の皆さんは年末年始に代わる代わる勤務していただき、年末に車両トラブルで一往復の運休があった以外は、無事故で乗り切っていただきました。改めて関係の社員の皆さんのご努力に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

新年を迎えるにあたり、社員の皆さんには会社の使命を改めて共有していただき、その使命を達成するために、ご自身が何をしなければならないかを考えながら、勤務をしていただきたいと考えます。

 

まず会社の使命ですが、半年前の社長就任あいさつで申し上げた通り、

 

  •         お客様を安全に目的地にご案内すること
  •         地域の足として愛される会社であり続けること
  •  

の2つだと私は考えます。社員の皆さんのお仕事はこの理念を達成するために、直接・間接それぞれ濃淡はあるかもしれませんが、つながっているものです。

ぜひ日々のお仕事の際にどのようなやり方をすれば、この理念達成に近づけるかを考えながら、絶えずより良い方法を追求していただきたいと思います。

 

今年の12月3日に弊社は開業30周年を迎えます。昨年のうちからプロジェクトチームを立ち上げ、検討を進めていただいていること、またそのうち先行して大原車両基地見学を実施し参加のお客様から高い評価をいただいたことには感謝を申し上げたいと思います。

これから様々なプロジェクトの実現に向け、多くの社員の皆さんにご参画をお願いすることになると思います。ぜひ積極的にご参画いただき、会社のイメージアップや収益向上につながるようにご貢献いただければと考えます。

 

私は社長就任以来、組織の風通しを良くして、多くの社員が積極的に意見を言うことができる会社にしたいと考え、全社員の面談を2回実施するなど取り組みを進めてきましたが、まだまだ充分ではないと感じています。2回目の面談では社員の皆さんからのご意見が少なかったので、来年度の面談は年1回にしようかと考えていますが、社員の皆さんからのご意見を伺う機会を増やす取り組みを引き続き検討していきたいと思います。ぜひ社員の皆さんからも遠慮なくご意見をいただければ幸いです。

 

昨年度まで3期連続で赤字が続き、今期も特急乗車のお客様数は増えてはいるものの黒字転換できるかは予断を許さない状況です。ぜひ全社員一丸となって早期の黒字転換を果たし、すばらしい開業30周年となるように頑張りましょう。皆さんのご協力をよろしくお願いします。

 

 

2024年1月4日

                                                                              智頭急行株式会社代表取締役社長

                                                                                 西 尾  浩 一